『 解 答 』
江戸時代から明治にかけて、蝦夷(今の北海道)より 『北前船(きたまえぶね)』という商船が、 日本海側を南下しながら大阪まで航海していました。
その航海の途中、 富山の新湊・伏見や、石川の輪島・橋立に寄港した際に 北海道利尻産や、羅臼産の昆布が入ってくるようになったというわけです。
北陸の冬は時化(しけ)が多く、 冬場、魚の長期保存法として昆布に巻く手法が、 次第に定着していったと言われています。
いまでは、すっかり北陸の正月の風物詩となった 【昆布〆】にも、 意外なルーツがあったというわけですね。 |